安全への取り組み

ねらい

私たちは災害の要因を”ZERO”にするため、不安全な行動と状態を職場から排除し、従業員が安全に業務ができる組織と文化を作っています。
災害を無くす活動を継続的に取り組む組織作りを目指しています。安全を無視してビジネスは成り立ちません。

安全プログラムを用いて従業員のファウンデーション(基礎)を作り、日々の管理システムによって従業員の行動を確認し安全な職場を構築する。
また安全に対する活動を推奨することにより従業員の意識向上を図り、全社員での安全活動参加を実現しています。

安全活動

私達は38年間、P&G明石工場と共に安全文化を学び続けています。

スタンダードの重要性、問題を解決していくプロセスを社員全員で取り組み理解することでニアミス、ヒヤリハットを軽視することなく、問題が発生した時の一番重要である状況把握を徹底的に行い、出てきた問題を分析し真の原因に対して対策し再発させない文化を構築し続けております。

改善活動

フォークリフトは人が操作し荷物を搬送する為の道具です。一歩間違えれば重大な災害を発生させるリスクがあり日々の活動を妥協しません。
私たちは年間のMaster Planを作成しそれぞれの項目に対してPDCAサイクルを回しながら活動を行っており、その中の改善活動にも力を注ぎ取り組んでおります。

結果、38年間フォークリフトによる労働災害ゼロを継続し続けております。

  1. フォークリフトでのヒヤリハット改善活動事例
    問題点 フォークリフトをバックで発進させる時でのニアミス、ヒヤリの発生率が増加していました。
    改善前のフォークリフト発進時の基準 周囲の安全を確認してから発進する事でした。

    改善後

    教育 フォークリフトの運転に対して専属のトレーナーを配置し評価基準を設けて、合格し運転に自信がついた後それぞれの組織へ合流させるプロセスを構築
    テクノロジー 専属のフォークリフトメンテナンスチームに協力してもらいフォークリフトのアクセルを踏んでも2〜3秒後に発進するように調整

    教育とテクノロジーを組み合わせ改善する事で後進時のニアミス、ヒヤリを削減することに成功出来た。

    背景

    フォークリフトでは積荷すると基本バックで走行します。バックミラーやモニターを見て走行するのではなく身体を右後方にひねって後ろを見ながら走行します。荷物を掴みフォークリフトをバックさせる際、上記の基準にあるように人や物に接触させない為に周囲の安全確認を行ってから発進させなければいけません。

    バック走行では周囲の安全確認を行うには左右を振り向く必要があります。原因を調査したところ、多くのドライバーが左側の確認を行った後、右側の確認と同時にアクセルを踏み発進を行っていることが分かりました。

    ドライバー全員が基準(ルール)通りの行動が出来るよう下記にある改善に取り組んだ結果、ニアミス、ヒヤリの発生率を減少させ、その先に繋がる労働災害を防止することに成功しました。